01
絞り
初心者の方は、是非「絞り優先」モードから初めてほしい。
カメラの機能だと、絞り優先、ダイヤルでAやAvと表記される。
絞りは、レンズから入る光の量を調整する部分。
絞ってレンズの穴を小さくすれば、入る光の量は少なくなる。
絞りを開ければ、入る光の量はたくさんになる。
光が少なければ、暗くてぼけないカッコイイ写真が撮れる。
光が多ければ、明るくて、ふわっとぼけた優しい写真が撮れる。
F値が小さい方が明るく、F値が大きいと絞れてくる。
どちらも楽しい。F3.5以下だと明るくて、
F8以上とかだと絞れている感じがする。
花はF値小さく解放値で、集合写真はF8とか。
色々な絞り値で、距離のある風景で試してみてほしい。
02
ISO感度
ISO感度とは、レンズから入ってきた光を、
カメラ内でどのくらい増幅させるかの指標になる。
絞りとシャッター速度でカメラに入る光の量が決まり、
その光から、適切な明るさになるよう光を増幅させる。
快晴の空の下であれば、お日さまの光で充分だから、
ISO感度は限りなく低く、ISO100とか200とか。
曇ってくるとISO800くらいにして、
夜や室内では、なるべく高く。ISO6400とかもっと。
ただ、ISO感度を上げすぎるとノイズも増えるので、
どちらを取るかはその時の判断。
ノイズも白黒とかだとカッコイイ。
ノイズ嫌なら、三脚使ったり机に固定してなるべくぶれないようにすると良い。
03
露出と露出補正
露出とは、写真を撮る時に撮りこまれる光の量のことを言う。
光の量は絞りとシャッター速度で決定され、
それにISO感度を組み合わせた結果、写真の明るさが決まる。
カメラが判断した適正露出が、自分のイメージに合わない時は、
手っ取り早く、露出を「+」や「-」に。
「+」にすれば、明るくなる。
「ー」になれば、暗くなる。
ただ、明るくすると他の設定が変わってシャッター速度が遅くなったりもするから、要注意。シャッター速度も見ながら調整を。
逆光の時や、とにかく明るく撮りたい時、ハイキーに撮りたい時は、とても便利。私はいつも露出「+」が多め。たまにカッコイイのを撮る時に、「-」にしてこっくりフォト。
04
ホワイトバランス
ホワイトバランスは、撮影環境での光の色の影響を補正して、
白を白く映すための機能。(本当は)
光は色々な色があって、人の目はものすごく高性能レンズなので、どんな光があたっていても、だいたい色が想像できる。
でも、カメラは色の影響をものすごくうけちゃう。
電球の色は黄色っぽいし、蛍光灯は青っぽい。
なので、撮りたいイメージに合わせて、
正しい色で撮りたいのか、おいしいご飯を温かいイメージで赤っぽく撮りたい、朝の澄んだ空気感を目で見るより青く撮りたいなど、
イメージを膨らませて、それに近づくようにホワイトバランスも設定してみてほしい。
色々な色で撮ってみるというのも、楽しい。
繰り返すと、自分の気持ちいい色に出会える。
05
ダイナミックレンジ
ダイナミックレンジは、ちょっと説明が難しい。。
デジカメがとらえる事ができる、明るい部分から暗い部分への
再現可能な幅のこと?みたい。
例えば、逆光だと背景は写っても人の顔が黒くなっちゃったり、
そういうのを、ダイナミックレンジの幅を大きくして、
背景も、人も、映す。
コントラストが弱くなるので、ふんわり撮りたい時にも便利。
これは、カメラによっても全然違う。
ダイナミックレンジとか、DR、HDRと表記される。
ダイナミックレンジOFFで撮るより質感もふわっとするように思える。
実際に設定して実感してみてほしい。